コラム
Column
2025.12.4
No.08 歯周病とメタボリックシンドロームの意外な関係

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積を背景に、
①血中脂質異常
②高血圧
③高血糖
のうち2つ以上が当てはまる状態を指します。
ウエスト周囲径は、男性85cm、女性90cm以上が目安とされ、血糖や血圧の数値がさほど高くなくても、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まることが特徴です。
近年、歯周病とメタボリックシンドロームの間に深い関連があることが報告されています。歯周病の病巣から放出されるLPS(歯周病菌由来毒素)やTNFαといった炎症物質は、脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を高め、血糖値の上昇を引き起こすと考えられています。
さらに、重度の歯周病では血中CRP値が上昇し、動脈硬化や心筋梗塞のリスクと関係することが分かっています。慢性的な炎症が老化の進行を早める可能性を示す研究もあり、歯周病は「お口だけの問題」とは言えなくなってきています。
北山田グリーンデンタルクリニックでは、歯周病の早期発見・早期治療に力を入れ、患者様一人ひとりに合わせた予防歯科を大切にしています。歯科用CTやデジタルレントゲンなどの設備を導入し、正確な診断と丁寧な説明を行うことで、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
北山田駅から徒歩1分とアクセスも良く、バリアフリー設計でお子様からご高齢の方まで通いやすい歯科医院です。最近健康診断で数値が気になった方や、歯ぐきの腫れ・出血がある方も、まずはお気軽にご相談ください。
